「ホワイトペーパーを作りたいけれど、他社がどんな資料を出しているのか、実物の例を見てから決めたい」
「資料のテーマが、入門ガイドなのか事例集なのか、型で迷っている」
BtoBのマーケティング担当者の方から、こうした声をよくいただきます。ホワイトペーパーは、作り方の手順よりも先に、実際にどんな型の資料があり、それがどう使われているかを知っておくと、自社に合う1冊を考えやすくなります。
ホワイトペーパーの事例を探しても、どれも同じような資料に見えてしまうんです。
資料の「型」に分けて見ると違いが分かりやすいのよ。入門ガイド、チェックリスト、事例集では、中身も向いている読者も違うの。
この記事では、Yutori Techが自社サイトで公開しているホワイトペーパー5冊を実例として紹介し、資料の型ごとの中身、資料ページでの見せ方、クライアントへの提案や製造業での使われ方を解説します。資料の題材の決め方や作る手順は、ホワイトペーパーの作り方|ダウンロードされる題材と題名の決め方、資料5冊を作ってわかった構成のコツで紹介しているので、あわせてご覧ください。
- ホワイトペーパーの事例は、資料の「型」に分けて見ると比べやすい
- 弊社の5冊は、入門ガイド・工程別ガイド・チェックリスト・比較資料・事例集の5つの型
- 資料ページには、どの冊にも「この資料でわかること」を4項目で載せている
- 弊社では、リード獲得を増やしたい会社には、業種を問わず資料の用意をおすすめしている
- 製造業では、カタログはフォームなしで公開し、事例ページやおすすめのガイドを資料にする形がよく見られる
ホワイトペーパーの事例は「型」で見ると比べやすい
ホワイトペーパーとは、読者の課題に役立つノウハウや事例をまとめ、Webサイトで連絡先を入力してもらう代わりにダウンロードしてもらう資料のことです。一口にホワイトペーパーといっても、入門向けの解説、作業の手順をまとめたガイド、チェックリスト、比較表、事例集など、いくつかの型があります。
他社の事例を見るときは、表紙やデザインよりも、その資料がどの型で、誰に向けて、何を持ち帰ってもらう資料なのかに注目すると、自社に置き換えやすくなります。
ホワイトペーパーが、記事や導入事例と並んでどんな役割を持つのかは、BtoBのコンテンツマーケティングとは?記事・事例・資料を組み合わせて問い合わせにつなげる方法で紹介しています。
Yutori Techが公開しているホワイトペーパー5冊の事例
ここからは、弊社がサイトの「お役立ち資料」のページで公開している5冊を、型ごとに紹介します。中身の説明は、各資料のページに載せている「この資料でわかること」から抜き出しています。
| 型 | 資料名 | 向けている読者 |
|---|---|---|
| 入門ガイド | AI検索時代のSEO入門 2026|検索はどう変わり、何は変わらないのか | SEOを始めたばかりの担当者 |
| 工程別ガイド | AI×SEO記事制作の工程別ガイド|AIに任せる工程、人が残す工程 | 記事を作っている実務担当者 |
| チェックリスト | AI回答欄に引用される記事チェックリスト|AIO対策の実践 | 既存の記事をAI検索に対応させたい担当者 |
| 比較資料 | 外注・内製・伴走、どれを選ぶ?|SEO体制の比較と費用対効果 | SEOの体制や予算を決める立場の方 |
| 事例集 | BtoB・製造業のAI×SEO成功事例集 | 自社に近い会社の取り組みを知りたい方 |
入門ガイド:AI検索時代のSEO入門 2026
これから取り組みを始める人に向けて、全体像をつかんでもらうための型です。この資料では、ここ1〜2年で検索に起きた変化(AIの回答欄・ゼロクリック)と、今も変わらないGoogleの評価軸とBtoBの買い手の行動、小さな会社が勝てるキーワードの考え方、始める前に決める3つと最初の90日の進め方をまとめています。
入門ガイドの型は、「何が変わって、何が変わらないのか」を整理し、最初の一歩まで示すところが中心になります。
工程別ガイド:AI×SEO記事制作の工程別ガイド
実際に手を動かしている人に向けて、作業を工程ごとに分けて示す型です。記事制作の7工程と工程ごとの分け方、工程別に「AIに任せていい/人が残す」の早見表、プロンプトの型4つ・ヒアリング質問・ファクトチェック項目、公開後のリライト判断の目安とよくある失敗5つを載せています。
工程別ガイドは、読者が自分の作業の手元に置いて使えることを意識した型です。
チェックリスト:AI回答欄に引用される記事チェックリスト
すでに持っているものを点検したい人に向けた型です。AIの回答欄の表示のされ方とAIが答えを作る流れ、引用される記事・されにくい記事の違いと20項目のチェックリスト、4つのビフォーアフターで見る書き換えのコツ、Search Consoleでの計測方法と直す記事の優先順位をまとめた、全17ページのPDFです。
チェックリストの型は、項目に沿って自社の記事を見直せるため、読み終えた後にすぐ使ってもらいやすい形です。
比較資料:SEO体制の比較と費用対効果
進め方や予算を決める立場の人に向けて、選択肢を並べて比べる型です。ライティング代行・AIツール・SEOコンサル・伴走型の向き不向き、費用の内訳と成果を測る計算式、社内に残す仕事と外注から内製へ移る3段階、稟議に使える1枚と発注先のチェックリストを載せた、全13ページのPDFです。
比較資料は、読者が社内で説明するときの材料としても使えるよう、稟議に使える1枚を入れています。
事例集:BtoB・製造業のAI×SEO成功事例集
依頼先を比べている人や、自社に近い会社の取り組みを知りたい人に向けた型です。製造業・BtoBの6社の課題と打ち手、事例ページに書かれた数字とその読み方、6社に共通して効いた3つの打ち手、成果が出るまでの期間の目安をまとめた、全13ページのPDFです。
事例集は、サイトにある導入事例のページを、1冊の資料としてまとめ直した型です。個別の事例ページを1つずつ読まなくても、複数の会社の取り組みを比べながら読めるようにしています。
資料ページでの見せ方の事例
ホワイトペーパーは、中身と同じくらい、ダウンロードしてもらう前の資料ページでの見せ方も大切だと考えています。弊社の資料ページでは、次のような情報を載せています。
- この資料でわかること:どの冊にも4項目で載せ、読み終えたときに何が分かるかを先に伝えている
- こんな方におすすめ:どんな立場・状況の人に向けた資料かを書いている(一部の資料)
- ページ数と形式:「全13ページ/PDF」のように、資料の分量を書いている(一部の資料)
資料の中身だけじゃなくて、ダウンロードする前のページも工夫しているんですね。
連絡先を入力する前に「何が分かる資料か」が見えていないと、読者は判断できないものね。
クライアントにホワイトペーパーを提案した事例
弊社では、自社で資料を公開するだけでなく、支援先のお客様にホワイトペーパーの用意を提案したこともあります。
ホワイトペーパーがあると、問い合わせをするほどではないけれど、もう少し詳しく知りたいという読者にも、ダウンロードという形で連絡先をいただける接点が増えます。そのため、資料を用意することはコンバージョン率の改善につながりやすいと考えています。
この考え方は、特定の業種に限った話ではありません。弊社では、リード獲得を増やしたい会社には、業種を問わずホワイトペーパーの用意をおすすめしています。
うちみたいな業種でも、資料を出す意味はあるんでしょうか?
リードを増やしたいなら、業種は問わないと考えているわ。大事なのは、自社の読者が持ち帰りたい中身を選ぶことね。
製造業のホワイトペーパーの事例:カタログは公開し、事例とガイドを資料にする
製造業の会社のサイトでは、ホワイトペーパーの扱い方に一つの傾向があると感じています。
カタログは、フォームを通さずに見られる形が多い
製造業では、製品のカタログを、あえてフォームを通さなくても見られる形でPDF公開している会社が多い印象です。
事例ページやおすすめのガイドを、ホワイトペーパーにする
一方で、事例ページや、おすすめのガイドをホワイトペーパーにする形は、製造業でも実際によく見られます。弊社としても、製造業の会社にはこの形をおすすめしています。
たとえば、サイトに載せている導入事例をまとめ直した事例集や、おすすめのガイドを1冊にまとめた資料などです。カタログだけでは伝わりにくい「どんな会社が、どんな課題に取り組んだのか」を、資料として届けられると考えています。
弊社の支援先にも、もともとはカタログを載せる程度だったサイトから、記事で見つけてもらうサイトへと変わった会社があります。
【研削砥石・ダイヤモンドホイールの製造】株式会社ニートレックス様
これまでホームページはあったものの、新製品のカタログを掲載する程度で、積極的には活用されていませんでした。SEO対策により、研削加工関連のキーワードで、競合他社と肩を並べて検索結果に表示されるようになっています。
製造業のサイト全体で、記事や資料をどう組み合わせていくかは、製造業のWebマーケティング|展示会に頼らず問い合わせを増やす、サイトの整え方と記事の材料の集め方で紹介しています。
\ 事例ページを資料にまとめると、どんな形になるか見てみたい方へ /
製造業・BtoBの6社の課題・打ち手・結果を1社ずつまとめた、
弊社の事例集をご覧いただけます。
事例を参考に、自社の1冊を考えるときは
他社の事例を見て「この型なら自社でも作れそう」と思えたら、次は自社の読者に合わせて題材と題名を決める段階です。事例やTipsに寄せた題材の決め方、題名の付け方、ページ構成の考え方は、ホワイトペーパーの作り方で、弊社が5冊を作ったときの進め方として紹介しています。
事例を参考にするときは、資料の見た目をそのまま真似るよりも、自社の事例や現場の知見に置き換えられる型かどうかで選ぶと、自社にしか書けない1冊になりやすいと考えています。
よくあるご質問
事例集もホワイトペーパーに含まれますか?
はい。事例集は、ホワイトペーパーの型の一つです。弊社の「BtoB・製造業のAI×SEO成功事例集」も、サイトの導入事例に書かれた6社の課題・打ち手・結果を、1冊の資料にまとめ直したものです。
製造業でカタログをホワイトペーパーにしてもよいですか?
製造業では、カタログはフォームを通さずに見られる形でPDF公開している会社が多い印象です。ホワイトペーパーにするなら、事例ページやおすすめのガイドをまとめ直す形がよく見られ、弊社としてもおすすめしています。
ホワイトペーパーが向いている業種はありますか?
弊社では、業種を問わず、リード獲得を増やしたい会社には資料の用意をおすすめしています。業種よりも、自社の読者が持ち帰りたい中身を選べるかどうかが大切だと考えています。
まとめ:ホワイトペーパーの事例は「型」と「使われ方」で見る
ホワイトペーパーの事例を探すときは、資料の見た目ではなく、どの型で、誰に向けて、何を持ち帰ってもらう資料なのかに注目すると、自社に置き換えやすくなります。弊社の5冊は、入門ガイド・工程別ガイド・チェックリスト・比較資料・事例集と、それぞれ違う読者に向けて作っています。製造業では、カタログはそのまま見せ、事例ページやおすすめのガイドを資料にする形がよく見られます。
- ホワイトペーパーの事例は、型・読者・持ち帰るものに注目して見る
- 弊社の5冊は、入門ガイド・工程別ガイド・チェックリスト・比較資料・事例集
- 資料ページには、どの冊にも「この資料でわかること」を載せている
- リード獲得を増やしたい会社には、業種を問わず資料の用意をおすすめしている
- 製造業では、事例ページやおすすめのガイドを資料にする形がよく見られる
Yutori Techでは、記事を代わりに書くのではなく、貴社の社内でAIを使ってコラムを作り、記事から資料ダウンロードや問い合わせへつなぐ導線づくりまで、自分たちで回せる体制づくりを支援しています。
\ 自社の事例を、どんな資料にできるか考えたい方へ /
製造業・BtoBの6社の課題・打ち手・結果と、
6社に共通して効いた打ち手をまとめた事例集です。







