2026年10月21日

製造業のWebマーケティング|展示会に頼らず問い合わせを増やす、サイトの整え方と記事の材料の集め方

製造業のWebマーケティング|展示会に頼らず問い合わせを増やす、サイトの整え方と記事の材料の集め方

「展示会に出ても、以前ほど成果につながらない」
「Webで新しいお客様を見つけたいが、何から手をつければいいのか分からない」

製造業の営業責任者や経営者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。製造業のWebマーケティングは、記事を書く前にサイトの基礎を整え、技術者や営業が持っている知識を、検索で見つけてもらえる形に変えていくことから始まります。

ゆと君新人ゆと君

Webマーケティングを始めたら、問い合わせが一気に増えるんですか?

ベテランゆとちゃんベテランゆとちゃん

一気に、というより「少しずつ、でも確実に」増えていくことが多いのよ。それに、今までなかった種類の問い合わせが来るようになるのも大きいの。

この記事では、Yutori Techが製造業の企業を支援してきた経験をもとに、最初に直すことが多い箇所、Webからの問い合わせの増え方の実際、技術者や営業から記事の材料を聞き出す方法を解説します。

この記事のポイント
  • 製造業のサイトは、古い年号のコピーライト・画像の代替テキスト・画像の重さ・リンク切れを最初に直すことが多い
  • Webからの問い合わせは、月に1〜2件ずつ増えていくケースが多い
  • 今までなかった種類の問い合わせが届くようになるのも、Webならではの変化
  • 営業が説明に苦労している製品は、記事にして営業資料の代わりにも使える
  • 技術者には「最近どんな問い合わせが多いか」から聞くと、記事の材料が集まる

製造業のWebマーケティングとは?

製造業のWebマーケティングとは、自社のWebサイトや記事、資料、事例などを通じて、自社の技術や製品を探している企業に見つけてもらい、問い合わせや商談につなげる取り組みのことです。

これまで製造業の新規開拓は、展示会への出展や既存のお客様からの紹介が中心でした。弊社の支援先の株式会社竹中電機様も、大規模な展示会に出展した経験はあったものの成果にはなかなか結びつかず、展示会以外の手段も探る必要があると考えたことが、Webマーケティングを強化するきっかけでした。

Webマーケティングには、検索で見つけてもらうための記事づくり(SEO)も含まれます。SEOの具体的な進め方は、製造業のSEOは「AI×内製化」が正解!丸投げを防ぎ新規開拓を成功させる手順で詳しく紹介しています。この記事では、SEOの手前のサイトの整え方から、記事・事例・営業資料のつなげ方まで、Web全体の組み立てを扱います。

製造業のサイトで、最初に直すことが多い箇所

製造業の支援を始めるとき、弊社がまず取り組むのは、記事を増やすことではなく、基礎的なテクニカルSEOの土台を整えることです。長く運用されてきたサイトほど、次のような箇所が意外と多く見つかります。

よく見つかる箇所 よくある状態 直す理由
コピーライトの年号 ページ最下部に古い年号のまま表示されている 更新が止まっているサイトに見え、訪れた人の信頼を損ねやすい
画像の代替テキスト(alt) 製品写真などに全体的に設定されていない 画像に何が写っているかが、検索エンジンに伝わらない
画像の重さ 撮影したままの大きな画像が使われている ページの表示が遅くなり、読まれる前に離れられてしまう
リンク切れ 移動・削除したページへのリンクが残っている 読者もGoogleも、存在しないページにたどり着いてしまう

どれも一つひとつは小さな直しですが、まずこの土台を整えてから、コラムを増やすなどの本格的な施策に移ることが多くあります。リニューアルの後に起きやすいリンク切れについては、サイトリニューアルのSEO対策|順位を落とさないために制作会社へ確認したい3つのことで紹介しています。

Webからの問い合わせは、どう増えていくのか

「一気に10件」ではなく、月に1〜2件ずつ

製造業の支援先で多いのは、Webからの問い合わせが月に1〜2件程度ずつ、徐々に増えていくケースです。一気に10件増えるような魔法のような効果は、SEOではあまり起きません。

それでも、支援先からは「今まで以上にお問い合わせが増えた」「今までなかった種類のお問い合わせが増えた」という声をよくいただきます。展示会や紹介では出会えなかった業界や用途のお客様から、検索をきっかけに声がかかるようになるのが、Webマーケティングならではの変化です。

支援先の事例

実際の取り組みの結果は、事例ページでも紹介しています。

【制御盤の設計・製造】株式会社竹中電機様
展示会以外の手段を探してWebマーケティングを強化。記事を作り始めてからアクセス数が順調に伸び、以前は1記事に1〜2週間かけていた作成期間も、AIを使うことで大幅に短縮できています。

株式会社竹中電機様の事例詳細はこちら »

【高圧洗浄機メーカー】洲本整備機製作所様
既存の自動車整備や建設機械の市場だけでなく、仮設トイレや養鶏場・養豚場での洗浄といった、これまでアプローチしていなかったニーズを見つけました。表示回数が約190%、クリック数が約70%増加しました。

洲本整備機製作所様の事例詳細はこちら »

\ 展示会以外の新規開拓を、製造業の実例から考えたい方へ /

製造業・BtoBの支援先が、どんな課題からWebに取り組み、
どんな結果につながったかをまとめています。

BtoB・製造業のAI×SEO成功事例集を見る »

技術者・営業から、記事の材料を聞き出す

製造業の強みは、技術者や営業の頭の中にあります。それを記事にできるかどうかが、Webマーケティングの成果を左右します。弊社では、次の順番で聞いています。

まず、会社として一番打ち出したい製品を決める

製品が複数ある会社では、最初にどの製品を一番に打ち出したいかを会社の方針として伺います。すべての製品を同時に記事にするのではなく、優先する製品を決めてから材料を集めます。

営業が説明に苦労している製品は、記事にして営業資料にも使う

営業担当の方から「この製品は説明が大変だから、お客様に見せられる資料が欲しい」という声が上がっているときは、あえてその製品のコラムを書くことがあります。そのコラムを、営業担当の方に資料の代わりとして使ってもらうのです。1本の記事が、検索での集客と営業資料の2つの役割を担うことになります。

説明が大変な製品のコラム1本が、検索での集客と営業資料の代わりの2つの役割を担うことを示した図
1本の記事を、検索での集客と営業資料の両方に使う

技術者には「最近どんな問い合わせが多いか」から聞く

技術者の方に記事の材料をもらうときは、技術者の方に直接、「最近はどういう内容の問い合わせが多いですか?」「品番についての問い合わせですか?」といったように、いろいろな角度から広く聞いていきます。実際に届いている問い合わせの内容は、同じ悩みを持つ人が検索で探している内容そのものだからです。

ゆと君新人ゆと君

「記事のネタをください」と聞くより、問い合わせの中身を聞いたほうが答えやすそうですね。

ベテランゆとちゃんベテランゆとちゃん

そうなの。技術者の方にとって身近な話から入ると、記事にできる話がどんどん出てくるのよ。

聞き取った内容をAIで記事にする手順は、【2026年最新】SEO×AIライティング完全ガイド!Googleの評価とプロンプトのコツで紹介しています。

サイト・記事・資料・事例をつなげる

土台を整え、記事が増えてきたら、読者が次に進める流れをつくります。記事を読んだ人には内容の近い資料を案内し、資料を読んだ人には似た業種の事例を見てもらう、という形です。

BtoBの記事から資料や問い合わせへつなぐ考え方は、BtoBのSEO対策とは?問い合わせにつながるキーワードの選び方と成果が出るまでの期間で、資料の作り方はホワイトペーパーの作り方|ダウンロードされる題材と題名の決め方、資料5冊を作ってわかった構成のコツで紹介しています。

よくあるご質問

製造業のWebマーケティングとは、何をすることですか?

自社のWebサイトや記事、資料、事例を通じて、技術や製品を探している企業に見つけてもらい、問い合わせや商談につなげる取り組みです。展示会や紹介に加えて、検索からの新しい接点をつくります。

Webからの問い合わせは、どれくらい増えますか?

弊社の支援先では、月に1〜2件程度ずつ徐々に増えていくケースが多くあります。一気に大きく増えることはあまりありませんが、今までなかった種類の問い合わせが届くようになったという声もよくいただきます。

最初に何から手をつければよいですか?

古い年号のコピーライト、画像の代替テキスト、画像の重さ、リンク切れなど、サイトの基礎を整えるところから始めることが多くあります。土台を整えてから、コラムを増やすなどの施策に移ります。

技術者が忙しく、記事を書く時間がありません。

技術者の方に記事を書いてもらう必要はありません。弊社の支援では、技術者の方に最近多い問い合わせの内容などを直接伺い、その話をもとに記事を作っています。

記事を営業で使うことはできますか?

できます。説明に苦労している製品のコラムを書き、営業担当の方に資料の代わりとして使ってもらうことがあります。1本の記事が、検索での集客と営業資料の2つの役割を担います。

まとめ:土台を整え、現場の知識を記事にして、少しずつ積み上げる

製造業のWebマーケティングは、まずサイトの基礎を整え、技術者や営業が持っている知識を記事にし、資料や事例とつなげていく取り組みです。問い合わせは一気に増えるものではありませんが、月に1〜2件ずつ積み上がり、展示会や紹介では出会えなかったお客様との接点が生まれていきます。

本記事の振り返り
  • 最初に、古い年号・画像の代替テキスト・画像の重さ・リンク切れを直す
  • 問い合わせは月に1〜2件ずつ増え、今までなかった種類の問い合わせも届く
  • 一番打ち出したい製品を決めてから、記事の材料を集める
  • 説明に苦労している製品の記事は、営業資料の代わりにも使える
  • 技術者には、最近多い問い合わせの内容から聞く

Yutori Techでは、記事を代わりに書くのではなく、貴社の社内でAIを使ってコラムを作り、サイトの改善から資料・事例とのつなぎ方まで、自分たちで回せる体制づくりを支援しています。

\ 製造業がWebで新しいお客様と出会えた進め方を、まとめて見たい方へ /

製造業・BtoBの支援先の課題・打ち手・結果を、
1社ずつまとめています。

BtoB・製造業のAI×SEO成功事例集を見る »

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