2026年10月21日

SEOツールは有料が必要?有料でできることと、無料で足りる範囲・契約前に確かめたいこと

SEOツールは有料が必要?有料でできることと、無料で足りる範囲・契約前に確かめたいこと

「SEOに取り組むなら、有料のツールを契約したほうがよいのだろうか」
「社内で有料ツールの稟議を出したいけれど、本当に必要か説明できない」

SEOに取り組み始めた企業様から、よくこうしたご相談をいただきます。有料のSEOツールは、できることが多い一方で、毎月の費用がかかります。契約してから「思ったほど使っていない」となるのは避けたいところです。

ゆと君新人ゆと君

SEOでちゃんと成果を出すなら、有料ツールは必須ですよね?

ベテランゆとちゃんベテランゆとちゃん

有料ツールでできることが広がるのは本当よ。でも、中小企業なら無料のツールで最低限のSEOはできる、というのが私たちの考えなの。

この記事では、Yutori Techが自社で有料のSEOツールを使い、多くの企業様の支援をしてきた経験をもとに、有料ツールでできること、無料ツールで足りる範囲、有料ツールを入れても成果が出ない会社の特徴、契約前に確かめたいことを順に紹介します。

この記事のポイント
  • 有料のSEOツールを使うと、検索数の推移・競合性・他社サイトの分析ができ、施策の精度と効率が上がる
  • ただし中小企業には、弊社は有料ツールをあまり勧めていない
  • ラッコキーワード・Googleキーワードプランナー・Googleアナリティクス・Search Consoleの無料ツールで、最低限のSEOはできる
  • 成果が出ない会社に多いのは、ツールを入れたまま見ていないケースで、有料・無料を問わない
  • ツールにお金をかけるなら、AIにかけたほうが費用対効果がよいと考えている

SEOツールの有料版でできること:施策の「精度」と「効率」が上がる

有料のSEOツールを契約すると、無料のツールでは見られないデータを扱えるようになります。弊社でも有料のSEOツールを使っていて、実感しているのは施策の精度と効率の2つの面で大きく飛躍することです。

具体的にできるようになることを、表にまとめました。

できること 何に使うか 上がるもの
キーワードの検索数の推移 その言葉が伸びているのか、季節で増減するのかを見て、書く時期や優先順位を決める 精度
キーワードの競合性 上位を取りにくい言葉かどうかを見て、狙う言葉をしぼる 精度
他社サイトの分析 競合の会社がどんな言葉で読まれているかを調べ、自社が書けていない題材を見つける 精度・効率

無料のツールでも検索数の目安は調べられますが、自社サイト以外のサイトの数字は見られません。他社と比べながら狙う言葉を決めたり、候補を一度にまとめて調べたりできる点が、有料ツールならではの強みです。

弊社の結論:中小企業には有料ツールをあまり勧めていない

有料ツールでできることは多いものの、中小企業の企業様から「有料ツールを契約したほうがよいか」と聞かれたとき、正直なところ、弊社は有料ツールをあまり勧めていません。

理由は、無料のツールを使うだけで、最低限のSEOはできると考えているからです。毎月の費用と得られる効果を比べると、まずは無料のツールで進めるほうが費用対効果がよいと判断しています。

無料ツール4つで、SEOの基本は回せる

弊社が無料で使えるツールとして挙げているのは、次の4つです。

ツール 主な役割 使う場面
ラッコキーワード 関連する言葉を広く集める 書く前(キーワードの候補出し)
Googleキーワードプランナー 言葉ごとの検索数の目安を調べる 書く前(候補のしぼり込み)
Google Search Console 自社サイトがどの言葉で表示・クリックされているかを見る 公開後(現状の把握)
Googleアナリティクス サイトに来た人がどのページを読み、問い合わせに進んだかを見る 公開後(現状の把握)
書く前はラッコキーワードとGoogleキーワードプランナー、記事を書く・直す作業はAI、公開後はSearch ConsoleとGoogleアナリティクスで現状を把握する流れを示した図
言葉選びと現状の把握は無料のツールで、記事を書く・直す作業はAIで回す

書く前の言葉選びはラッコキーワードとキーワードプランナーで、公開後の確認はSearch ConsoleとGoogleアナリティクスで行う、という分担です。この4つがあれば、キーワードを選び、記事を書き、結果を確かめて直す、という一連の流れを無料で回せます。キーワードの選び方そのものは、キーワード選定の方法|候補の出し方・外す基準・決め方と、公開後の見直しで詳しく紹介しています。

ツールにお金をかけるなら、AIにかけたほうがよい

もう一つ、弊社が有料ツールをあまり勧めない理由があります。同じ費用をかけるなら、SEOツールよりもAIにかけたほうが費用対効果がよいと考えているためです。

SEOで成果を出すには、データを見るだけでなく、記事を書く・直すという作業が欠かせません。AIは、記事の構成づくりや下書き、リライトの案出しなど、手を動かす作業の負担を減らせます。データを見る部分は無料のツールで足り、手を動かす部分にAIを使う、という分け方です。

ゆと君新人ゆと君

ツール代をAIに回す、という考え方は意外でした。

ベテランゆとちゃんベテランゆとちゃん

分析で見えた課題も、記事を書いて直さなければ数字は変わらないの。だから「書く・直す」を速くするほうにお金を使う、という判断なのよ。

無料のAIツールで記事を作る手順は、SEO対策におすすめの無料AIツール3選|記事作成・分析のやり方で紹介しています。

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キーワード選定から執筆・リライトまで、工程ごとにAIに任せる作業と人が担う作業を
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有料ツールを入れても成果が出ない会社の特徴:入れたまま見ていない

これまで多くの企業様を見てきた中で、ツールを入れてはいるけれど、あまり見られていないという会社は少なくありません。有料ツールを契約するほどの会社では多くないものの、無料のツールになると「入れたまま使えていない」というケースはよくあります。

たとえば、Googleアナリティクスをサイトに入れてはいるものの、ほとんど確認できていない、という会社です。ツールは入れただけでは何も教えてくれません。有料か無料かを問わず、ツールを使っていなければ、成果は出づらいのが実情です。

分析して現状を把握してから、はじめて施策が生まれる

ツールを見る意味は、自社サイトの今の状態を知ることにあります。どの言葉で読まれているのか、どのページで読者が離れているのかが分かってはじめて、次に何を書くか、どこを直すかという施策が決まります。

ツールを入れる→データを見る→現状を把握する→施策が生まれる、の順番を示し、入れたまま見ていない会社は成果が出にくいことを示した図
ツールを入れたあと、見て現状を把握してから施策が決まる

この順番が逆になり、現状を見ないまま記事を増やしたり、ツールだけを増やしたりしても、何が効いているのか分からないままになります。どの数字をどの頻度で見ればよいかは、SEOの効果測定は何を見る?定例で確認している指標と問い合わせ数の確かめ方で紹介しています。

有料ツールの稟議を出す前に確かめたい4つのこと

それでも有料ツールの契約を考える場面はあります。社内で稟議を出す前に、次の4つを確かめておくと、契約しても使わないまま、という事態を避けやすくなります。

  • 無料ツールを使いこなしているか:Search ConsoleやGoogleアナリティクスを、今の時点で定期的に見ているか
  • 有料でしかできない作業があるか:検索数の推移、競合性、他社サイトの分析のうち、今の施策に本当に必要なものがあるか
  • 誰が、いつ見るかが決まっているか:ツールを見る担当者と、見るタイミング(定例など)が決まっているか
  • 同じ費用をAIに回した場合と比べたか:記事を書く・直す作業の負担が大きいなら、AIにかけたほうが成果に近いことがある

1つ目が「いいえ」のうちは、有料ツールを入れても見られないままになるおそれがあります。まずは無料のツールで現状を把握する習慣をつくり、そのうえで「無料では足りない作業」がはっきりしてから検討する、という順番が無理のない進め方です。

ベテランゆとちゃんベテランゆとちゃん

「無料のツールを毎月見ている」が言えるようになってから、有料ツールを考えても遅くないわ。

社内でどこまでSEOを担うかの考え方は、SEO対策は自分でできる!AI活用でプロ並みの成果を出す方法とはも参考になります。

よくあるご質問

SEOツールは有料版を契約しないと成果が出ませんか?

有料版がなくても成果は出せます。弊社では、ラッコキーワード・Googleキーワードプランナー・Googleアナリティクス・Search Consoleの無料ツールで、最低限のSEOはできると考えています。中小企業には、有料ツールをあまり勧めていません。

有料のSEOツールでしかできないことは何ですか?

キーワードの検索数の推移や競合性、他社サイトの分析などです。施策の精度と効率が上がるため、できることは大きく広がります。ただし、今の施策にそのデータが本当に必要かを確かめてから契約を考えるのがおすすめです。

有料ツールを入れたのに成果が出ないのはなぜですか?

よくあるのは、ツールを入れたまま、あまり見られていないケースです。有料か無料かを問わず、データを見て現状を把握しなければ、次の施策が決まりません。分析して現状を把握してから、はじめて施策が生まれます。

SEOツールとAI、予算をかけるならどちらですか?

弊社は、ツールにお金をかけるならAIにかけたほうがよいと考えています。データを見る部分は無料のツールで足り、成果に直結する「記事を書く・直す」作業の負担をAIで減らせるためです。

まとめ:有料ツールは「無料ツールを使いこなしてから」考える

有料のSEOツールを使うと、検索数の推移や競合性、他社サイトの分析ができ、施策の精度と効率が上がります。一方で、中小企業であれば、ラッコキーワード・Googleキーワードプランナー・Googleアナリティクス・Search Consoleの無料ツールで最低限のSEOはでき、費用対効果を考えるとそちらのほうがよいというのが弊社の考えです。成果が出ない会社に多いのは、ツールを入れたまま見ていないケースで、有料・無料は関係ありません。ツールに予算をかけるなら、記事を書く・直す作業を支えるAIにかけるほうが成果に近づきます。

本記事の振り返り
  • 有料ツールでは検索数の推移・競合性・他社サイトの分析ができ、施策の精度と効率が上がる
  • 中小企業には、弊社は有料ツールをあまり勧めていない
  • 無料ツール4つ(ラッコキーワード・キーワードプランナー・アナリティクス・Search Console)で最低限のSEOはできる
  • 成果が出ないのは、有料・無料を問わずツールを見ていない会社
  • ツールにお金をかけるなら、AIにかけたほうが費用対効果がよい

Yutori Techでは、記事を代わりに書くのではなく、貴社の社内で無料のツールとAIを使い、現状の把握から記事づくり・リライトまで自分たちで回せる体制づくりを支援しています。有料ツールを契約する前の段階から、どのデータをどう見るかを一緒に整理できます。

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