導入前の課題:海外はうまくいっていたが、国内の発信が追いついていなかった

── まず、御社のビジネスについて教えてください。
竹下様: 弊社は福島県福島市に本社を置く、業務用皮むき機の専門メーカーです。リンゴや柑橘類、キウイ、パイナップルなど、さまざまな果物の皮を自動でむく機械を自社で開発・製造・販売しています。 主に果物の皮を扱う食品加工の工場さんがメインのお客様ですが、お菓子屋さんや、珍しいところではレモンの皮を使った蒸留所やビール屋さんなど、やってみると意外とお客様の層は広いんですよ。最近は海外のお引き合いも増えてきています。
── SEOやWeb集客に取り組もうと思われたきっかけは何でしたか?
竹下様: そもそもSEO対策は海外の方がうまくいっていて、国内の方がうまくいっていなかったんです。海外では果物関連のB2Bマーケットプレイスや記事広告など、自社サイト以外のチャネルが充実しているのですが、国内にはそういったプラットフォームがあまりなくて。オールドメディアにいろいろ広告は出していたんですけど、成果につながっているのかよくわからない状態でした。「記事を作るのがいいんだろうな」とはずっと思っていたんです。
── AI検索の話題が出た時はどう思われましたか?
竹下様: もちろん関心はありましたね。ちょうど社内でもAIを軸に変わっていこうとしていた時期で、メールのプラットフォームをGoogleに変えたり、ChatGPTを業務に使い始めたりしていたんです。ただ、最初のGPTモデルはファクトチェックの問題が多くて、あまり満足できるレベルじゃなかった。Geminiが出てきたあたりから、ようやく自分が求める品質になったという感覚がありました。
検討の経緯:何もやらない時間が続く方がダメだと思った
── 社内ではどんな検討をされましたか?不安はありましたか?
竹下様: 費用対効果を測定して、ダメだったら止める。赤裸々に言うとそういうスタンスでした。こういうコンサルをお願いすること自体は初めてではないですし、バナー広告なども含めていろんな媒体に出してきた経験があるので。期待と不安が入り混じっているというよりは、一旦お願いして費用対効果を見て判断しようと。何もやらない時間が続く方がダメだなと思っていたので。
── プロンプト設計などの技術面はいかがでしたか?
竹下様: そこは評価していました。私自身も当時からChatGPTはじめAIツールに触れていたので、プロンプトの重要性はわかっていたんです。だからこそ、そこをちゃんと設計してくれているのは信頼できるポイントでしたね。
取り組みと変化:暗黙知が形式知に変わった

── 実際に取り組みが始まって、印象に残っていることはありますか?
竹下様: ちょっと施策とは関係なくなるかもしれないですけど、営業部としてお客様と話す機会が多い中で、単純な業務の中に知識が重なっていくんですね。それをコラム記事としてアウトプットしていこうというきっかけになったというか。目に見える形で残るので、「私もこういうことを考えて営業をしているんだな」とまとめてわかる。人に教えると勉強になるのと同じで、言語化することによって自分の理解も深まるんですよ。
── 暗黙知が形式知に変わったということですね。社内への影響はありましたか?
竹下様: そんな感じに近いです。4月から部署への増員があるんですが、その人の教育の材料にもなりそうです。
苦労と乗り越え:最初の時期が一番大変だった
── 逆に、ご苦労された部分はありますか? 竹下様: そもそもゼロからの知識で、まずは打ち合わせに入らせてもらって。初めはとまどっていたんですけど、何も知らなくてもやる手順さえわかれば記事を作れるというのがあるので、今はもう苦じゃないかなと。一番正直しんどかった部分で言うと、最初の時期がやっぱり一番大変でしたね。 丹治様: SEOの専門用語も初めて聞くものが多かったので、まずそこへの理解が大変でした。竹下がコラムを作り始めた話を聞いた時は、正直「自分にもできるのかな」と思いましたね。
── 最初はプロンプトを一つ一つコピペして記事を作る流れでしたよね。
竹下様: そうなんです。それを聞いた時は「え、できるかな」と思いました。Excelにまとまっているものの、初めの2〜3本は結構手間がかかりましたね。 丹治様: でもゆとりライター(※)が出てからは全然変わりました。手順がシンプルになったので、今は週2本ペースでコラム記事のリリースに着手しています。知識ゼロからのスタートでしたけど、ツールが整ったことで「これなら自分でも続けられるな」と思えるようになりました。 ※ゆとりライター:Yutori Techが開発した、自社専用にカスタマイズされたAIコンテンツ作成ツール(Gemini Gem)
成果:2月の閑散期に問い合わせが入った

── 成果を実感し始めたタイミングはありましたか?
丹治様: 社内で2月って通常問い合わせが少ないんですけど、スタッフに問い合わせメールが来たので、多少の影響があるのかなと思いました。
── 前回の定例でも新規コラム発信後のデータをお見せしましたが、率直にいかがでした?
竹下様: すごいうなぎ登りなので、この数字はここでしか「すごいよね」って共感しないような(笑)。 丹治が週2本のペースでコラム記事のリリースに着手してくれていて、製造部の視点が入った記事も増えてきました。数字として結果が見えると、「やってきたことは間違いじゃなかったんだな」と実感できますし、何より目に見える形で成果がわかるのは素直に嬉しいですね。 Yutori Tech石川: 具体的な数字で言うと、取り組み開始から約5ヶ月で検索表示回数は月間約21,000回から約61,000回と約3倍に、検索結果のTOP10に入るキーワード数は98個から579個と約6倍に成長しました。
── 記事の品質についてはいかがですか?
竹下様: 正直、何本か作っていく中に良いものと悪いものが混在していたのが最初の頃なんですけど、今は安定しているなという感じです。
これからの展望:もう一本柱を加えたい
── 今後の展望について教えてください。
竹下様: 今まで営業と展示会などが中心だったので、そこにもう一本柱を加えることで効果が見えそうだなと。 海外サイトへの横展開も検討していて、英訳して海外向けに転用するだけなので、作業自体は気楽かつ効果的な施策が見えてきました。国内同様に海外も同じように成果が出せるようキーワードの再選定も行っていく予定です。
丹治様: お客様がうちの機械を使っている時に困っていることを結構問い合わせてくるんですよ。その対応に時間がかかっているので、よくある質問的なコラムを作って、お客様を誘導できるようなページを作りたいなと思っています。
株式会社アストラ様からのメッセージ
── 同じような悩みを持つ企業へメッセージをお願いします。 竹下様: 良い製品を作っているだけでは、届かない時代なんですよね。展示会に出展したり、メディアに取り上げていただく機会があっても、それだけでは自社の認知度って思っているほど広がっていない。製品のイメージを高めるには接触頻度が大事で、まず知っていただくための仕組みを作ることが大切だと感じています。 海外展開を考えている企業様なら、国内で作ったコンテンツを翻訳して転用するだけなので、思っているより簡単です。すぐやった方がいい。
── 最後に、御社のアピールをお願いします。
竹下様: カットフルーツや干し柿など、みんなの人生をちょっとだけ楽しくする食べ物を陰で支えています。皆さんの生活の彩りのお手伝いができればと思います。

Yutori Tech の導入を検討している企業へ

Yutori Tech 石川: SEOはコンテンツの改善を素早く行うほど、Googleにインデックスされるタイミングも早まり、成果につながりやすい傾向にあるのですが、アストラ様の成果はそのスピード感に裏打ちされていると感じています。「何もやらない時間が続く方がダメ」という竹下様の姿勢は、SEOに取り組むすべての企業様にとって、最も大切なマインドセットだと思います。

